
わきがは周囲にも迷惑がかかる
スメルハラスメントという言葉があります。臭いによる嫌がらせのことで、加齢臭やたばこ臭などさまざまな臭いが含まれています。不快な臭いの中でも特に強烈なのがわきがです。わきがは離れていてもわかる独特の臭いで、ひどい場合にはわきがの人がいるだけで服に臭いが染み付いてしまうほどです。しかし、そんな強烈な臭いでもわきがの本人は気づかないこともあるといわれています。自分がわきがかもしれないと疑っている場合の確認方法ですが、まずはシャツなどの脇の部分を確認しましょう。過剰にシミができていたり、白い粉のようなものが付着している場合はわきがの可能性があります。また、耳垢が湿っている人もわきがの可能性があるといわれています。自分で自分の臭いには気づけませんし、他人もなかなか指摘しづらい部分でもあります。信頼できる家族や友人にこっそりと聞いてみるのも良いかもしれません。
わきが対策を行う必要性
わきがだからといって悲観することはありません。しっかりと対策しておけば周囲に迷惑をかけることも少なくなります。まずは汗をかいたらすぐに拭き取ることができるようにタオルやハンカチを常備しましょう。また、汗をかきにくくするために制汗スプレー等を利用するのもひとつの手です。どちらもスーパーやコンビニで簡単に手に入るため、常にバッグに潜ませておきます。また、最後の手段としては手術で治療する方法があります。最近はメスを使わない手術も増えてきているため、まずは専門医に話を聞くことから始めましょう。
わきがは病気ではなく、アポクリン汗と肌の常在菌により、強い臭いを発する体質なのです。人に移るということはありません。